2017年8月11日金曜日

ヒューマンチェーンレポート


 

6月25日、ベルギーのティアンジュとドゥールにある老朽化した原発を停止を求めるデモ、「ヒューマンチェーン」に参加しました。

1970年代に建設された、これらの古い原発は、安全性が心配されています。
ベルギー政府は、日本の原発事故以降、40年を超える原発は段階的に停止していくと決めたにもかかわらず、ティアンジュ原発の10年延長を決めました。
隣国の国境に近い原発でもあることから、今回のヒューマンチェーンは、ベルギー 、オランダ、ドイツの国境を越えて、人々が手が繋ぐという大きな計画です。
人間の鎖はティアンジュから始まり、リエージュ、マーストリヒト、アーヘンまで、90キロの距離を、最終的に5万もの人々が参加するデモとなりました。


こひつじ1号、2号は、「さよなら原発ディュセルドルフ」の日本の方々と合流するため、リエージュ郊外のムーズ川沿いに陣取りました。
回りは、ドイツから来た人たちばかり。
デュッセルドルフ組のバスは、リエージュの街中で全員おろされてしまったということで、結局、合流することはできませんでした。

ムーズ川は、フランス北部に水源があり、ベルギーを通ってオランダで北海に流れ込んでいる大きな川です。この川と運河のおかげで、リエージュ周辺の地域は産業革命のころに大きく発展した地域です。今でも、たくさんの船が行き来しています。


私たちは、のんびりと川沿いでピクニックをして、のんびりと手を繋いで、「つながったぞー」というニュースが波のように伝わってきたところで、解散となりました。
そのあとは、カフェでのんびりとビールを飲んで、ブリュッセルに帰って来ました。
 街中では、ファンファーレなども出て、ずいぶんと賑やかだったようです。
天気も良く、いい一日でした。

ベルギー政府がどのような対応をするか解りませんが、5万人参加というのは大きな成果だったのではないでしょうか。デモに参加する事で、ヨーロッパの原発事情も少し解ってきたような気がします。












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